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結納Q&A-結納なんでも相談室-

結納なんでもQ&A
結納の選び方 および必要なもの
結納の日時、場所の決め方
結納金・費用の分担について
結納当日の進行方法
結納当日の注意点
よくある質問
結納のうんちく!
(少し専門的です。深く結納について知りたい方のみご覧下さい)

結納についてご両家で確認いただくチェックリスト
1.結納を行う日時、場所
2.結納のスタイルについて
3.ご結婚される二人の出身地域が違う場合はどちらのしきたりで行うか?(正式結納の場合)
4.結納返しをどうするか?(同時交換もしくは後日結納返しを行う)
5.当日の服装について
6.費用について

結納Q&A-結納の選び方-

結納の選び方
結納品のスタイルを下の図を参考に決めてください。
結納品の選び方
略式結納(目録なし)正式結納(目録付き)
こんな方におすすめ!
・簡単に結納式を行いたい方
・お金だけで結納式を行いたい方
・指輪だけで結納を行いたい方
・今風のおしゃれな結納品をお使いになりたい方
・地方ごとのしきたりはあまりきにならない方
など
こんな方におすすめ!
・きちんとした結納を行いたい方
・地域毎のしきたりで結納を行いたい方
・豪華に結納を行いたい方
・伝統を重んじられる方
・女性側でご近所の方に結納品を披露される方
・仲人を立てる場合
など   
<注意点>
目録は付いておりませんので、ご両家でお話し合いの
上、商品をお選びください。特に女性側のご両親には、
目録がない略式タイプであることをご説明ください。
うそのような話ですが、女性側の住むエリアで、
ご近所、親戚の方がいただいた結納を見にくるような
場合に、コンパクトなタイプでは恥ずかしくて、
改めて正式な結納を男性側に内緒でご購入される
ケースもあります。コンパクトな結納ですので、
大きなお部屋や会場で豪華に結納をされたい方は
ご注意ください。
<注意点>
当方の地方別結納は、各地域の代表的な様式を
採用しておりますが、しきたりの特性、ローカルな様式と
異なる場合がございます。
ご希望がございましたら、ご注文もしくはご質問の際に
お申し付けください。
男性側と女性側でお住まいの
エリアが違う場合は、基本的には男性側のしきたりに
添ったものをお選び下さい。
ただし、女性側の方が豪華な結納をされる地域の
場合は、女性側のしきたりに合わせてあげる心遣いも
必要な場合があります。特に関東地方の男性が
西日本にお持ちになる場合は、西日本の方が豪華な
結納をするケースが多いので、相手のご希望を
ご確認ください。
お金(結納金)だけで結納
結納金&指輪で結納
指輪だけで結納
■伝統的地方別スタイル:各地方別結納
■ブランドスタイル:桂由美 山本寛斎


結納Q&A-結納を行なう日時・場所の決め方-

結納を行う日時の決め方
通常は、挙式の約6ヶ月前に行う方が多いです。挙式の準備などもあるので、挙式直前に行いたいとお考えの方も
できるだけ早めに余裕を持って行われる方がよろしいでしょう。日取りは、しきたりでは大安や先勝などの午前中に
行うものとされています。しかし現在では、両家や仲人(立てる場合)の意向を尋ねた上で、本人たちの
都合の良い日を選ぶ傾向になっています。ただし、大安など良い日の方が気持ちよく結納式を行えるのでは
ないでしょうか?
午前正午午後
大安吉日
友引×慶事には吉日
先勝×午前中に行うのが吉
先負×午後に行うのが吉
赤口××正午に行うのが吉
仏滅×××慶事は行わない方が良い

結納を行う場所
女性宅(養子の場合は男性宅)もしくはホテルや料亭で行います。
ご両家の家が近い場合は、女性宅で行われた方が費用的には安くなるでしょう。
ただし、準備の手間などもありますので、ホテルなどを使われる方も増えてきております。
また、遠方の場合は中間地点で行うのもひとつでしょう。ホテルなどをお使いになる場合は、基本的には女性側が
会場の手配などをされる方がよろしいでしょう。結納は、結納を持参する男性側の労をねぎらう必要が女性側に
あるといえるでしょう。結納式の費用で悩まれるカップルもいらっしゃると思いますが、上記の理由から女性側が
負担された方がよろしいでしょう。ただし、正式結納の場合は結納金の他に
酒料、肴料(結納金の10%くらい、詳しくは結納のうんちくへ)を男性側が包んでもって行きます。

結納Q&A-結納金の目安・結納式の費用について-

結納金について
結納金の金額一般には、新郎の給料の3か月分といわれることが多いですが、あまりこだわらず無理のない範囲でご用意すればよろしいでしょう。 リクルートの調査では、100万円から150万円がもっとも多くなっていますが、100万円、70万円、50万円といったようなきりののよい額にする場合が多いです。なかには、結納金は用意せずに飾りだけを納めるケースもございます。
結納金の表書き正式な結納では「小袖料」や「御帯料」などとお金包みに記入します。地域によって異なります。 正式な結納ではこの他に、「清酒料」と「松魚料」(地域によって表書きはことなります)の2種類をお金包みに記入します。 通常「清酒料」と「松魚料」は、合わせて結納金の1割程度を包みます。清酒料のほうをやや多めか、同等の金額にします。

例)
結納金50万円 清酒料 3万円 松魚料 2万円
結納金100万円 清酒料 5万円 松魚料 5万円

略式結納では「結納料」とお金包みに記入する場合が多いです。この場合は、清酒料、松魚料を含めてお金包みに入れるか、省略します。
もしくは、ご希望がございましたら当店では、略式結納の場合はでも別途清酒料と松魚料の包みをご用意できますのでご相談ください
また、略式結納の場合でも正式結納の書き方も可能です。ご相談ください。
結納返し正式な形では、結納金の1割程度を、受書を新郎に渡す際に一緒に渡します。腕時計やパソコンなどを添えるケースが増えています。
ただし、地域によって異なりますのでご相談くだい。
略式結納では、結納返しを腕時計などの記念品だけで返したりするケースも増えています。どちらの場合も、ご両家でお話し合いの上、やり方を決めてください。

結納式の費用について
結納式の費用については、通常女性側が負担します。これは結納品をいただく女性側が接待するという
考え方です。 ただし、最近では顔あわせをかねての結納式を、ホテルなどを借りて行う場合が増えています。
この場合は、女性側の接待という部分が 少なくなり、両家で費用を分担する場合もあります。
あくまでご両家でお話あいください。

結納Q&A-結納当日の進行方法-

下記はあくまでも参考例ですので形式にとらわれず、お二人又は両家のニーズにあわせて素晴らしい結納式を
お楽しみください。

結納形式・口上と進め方
男性の父親
『本日はお日柄もよろしく、婚約のしるしに結納の品々を持参いたしました。幾久しくお納めください。』と述べ、
”目録”などを入れた広蓋を差し出します。

女性の父親
『ありがとうございます。幾久しくお受けします。』と受け取ります。
女性側は別室に移り、目録を確かめます。
男性側の広蓋”受書””お多芽””お多芽紙”を乗せ、『受書でございます。お納めください。』と述べ、男性側に渡します。

男性の父親
『拝見します。』と延べて受け取り、受書を確認します。『お受け取りいただき、ありがとうございました。』と挨拶します。
※別室に移らず、その場で確認する場合もあります。

男性の父親
『婚約が整い、ありがとうございます。今後ともどうぞ宜しくお願いします。』と挨拶を述べます。
※この後、両家が簡単な挨拶を交わしたり、二人がお礼の挨拶をするのも良いでしょう。

歓談
桜湯やお千菓子などで歓談し、頃合いを見計らってお祝膳を出します。
会食
女性の父親が『行き届きませんが、二人の婚約を祝って乾杯したいと思います。』などと音頭をとって会食に誘います。

結納形式・口上と進め方
男性の父親
『本日はお日柄もよろしく、婚約のしるしに結納の品々を持参いたしました。幾久しくお納めください。』と述べ、
結納セット(目録などがある場合は両方を)差し出します。

女性の父親
『ありがとうございます。幾久しくお受けします。』と受け取ります。

どちらかの親
『二人の婚約が成立し、おめでとうございます。』と祝いの言葉を述べます。
※この後、両親が簡単な挨拶を交わしたり、二人がお礼の挨拶をするのもよいでしょう。

歓談・会食
歓談の後、頃合いを見計らってお祝膳を出し会食を行ないます。

結納形式・口上と進め方
男性の父親
『本日はお日柄もよろしく、婚約のしるしに結納の品々を持参いたしました。幾久しくお納めください。』と述べ、
婚約指輪を差し出します。

女性の父親
『ありがとうございます。幾久しくお受けします。』と受け取ります。

どちらかの親
『二人の婚約が成立し、おめでとうございます。』と祝いの言葉を述べます。
※この後、両親が簡単な挨拶を交わしたり、二人がお礼の挨拶をするのもよいでしょう。

歓談・会食
歓談の後、頃合いを見計らってお祝膳を出し会食を行ないます。

結納Q&A-結納当日の注意点-

結納当日の注意点
●当日の服装
従来は紋付やモーニング、振袖などの礼服を着用していましたが、現在では賠礼服の着用が多くなっています。出席者全員のバランスを取るることが大切なので両家でよく打ち合わせておきましょう。
・新婦……振袖、訪問着、スーツ、ワンピース
       アクセサリーは、バールやコサーシュなど上品なものに
・男性……略礼服、紺やグレーのダークスーツに白またはシルバーのネクタイ
・女性‥…色留袖、一つ紋の色無地、訪問着、新婦より控えめのスーツかワンピース

●結納当日の心構えと準備
1)結納を迎える側は、床におめでたい絵柄の掛軸(高砂、日之出、鶴、亀など)を掛け、若松などを生けておくとよいでしょう。
2)結納品を飾る場合、毛せんを敷くと飾りが一層ひきたちます。毛せんは、新郎側が結納飾りと一緒に持参する場合が多くなっています。更に結納品を引き立てるため、金びょうぶを立てる場合もあります。
3)慶事の場合、お茶は「にごす」とか「ちゃちゃを入れる」という意味につながることから、接待に用いるのを避け、桜茶か昆布茶を用意しましょう。紅白や鶴亀といったおめでたい干菓子などを添えるとよいでしょう。
4)結納は、厳粛な儀式のため、儀式が終了するまでは、口上と挨拶程度で言葉を交わさない習慣があります。
5)結婚のあいさつに伺うとき、手土産を用意していきます。新婦にご両親の好物などを聞いてご用意されるか、出身地の名物やお菓子などがよろしいでしょう。金額の目安は3,000円~5,000円くらいがよろしいでしょう。相手宅の近所で買うのは間に合わせに買ってきたようで失礼ですから、事前にしっかりと 用意しておきましょう。

結納Q&A-結納のうんちく-

結納のうんちく!
少し専門的になるので、深く結納について知りたい方のみ御進みください。
伝統的な結納スタイルをベースに説明しています。


●結納の由来と結納品
結納は日本の伝統的な婚約のかたちで、いろいろな品物を相手に贈ることによって結婚の約束を公にし、正式なものとする儀式です。全国一様になりつつある結婚式などと比べると、地域性が最もよく残っている婚礼儀式とも言えるでしょう。
1.結納の由来
1)もともとは、両家の婚約成立を祝う儀式そのものと、その宴に出される酒や肴(さかな)のことを指していたようです。
2)結納は、女性の支度料として現物を納めていましたが、現在では結納金としてお金に代えるようになりました。結納金のことを「小袖料」「帯地料」と呼ぶ地方があるのはこのためです。また、兵庫県では結納金のことを「宝金」と呼んでいます。
2.結納品と結納飾り(ここでは関西式を中心に解説しています)
1)結納品は、基本的に三つで構成されています。
●贈る品・結納金
●矢かせない品・慰 斗(のし)…慶事の際の進物に添えるもの。
  お祝いの金封などにも「析り慰斗」と呼ばれる簡略化されたものが付いています。
●寿恵廣(すえひろ)…白無地の扇子。これを添えることで、より丁寧な進物の形式となります。
●酒肴(しゅこう)=酒や肴を持ちよって飲食をした名残りといわれています。
  最近では、現金を包むケースが多くなっています。・清酒(せいしゅ)・松魚(まつうお)など
2)関西では「結納金」「慰斗」「寿恵廣」「清酒」「松魚」の5点が基本となります。つまり「結納」「慰斗」「寿恵廣」のいろいろな飾りに、酒肴の品や飾りが付くことにより、地方ならではの特色が出るわけです。
3)結納飾りのいわれと結納飾り
※5点セットは下記の慰斗、寿恵廣、結納、清酒、松魚。7点セットは5点セットに結美和、高砂人形。9点セットは7点セットに寿留女、千生婦が加わります。
1.慰   斗・あわびを伸ばしたもので不老長寿の象徴です。その上に鶴を飾ります。“鶴飾り…長寿、ツルは生涯1羽としかつがいにならないため、節操も意味します。
2.寿 恵 廣・白無地の扇子。純潔無垢のしるしと、末広がりの繁栄を願っています。また、その上に亀を飾ります。亀飾り…長寿。何事も地道に努力する”
3.結納・「小袖料(こそでりょう)」や「宝金(ほうきん)」「帯地料(おびじりょう)」と書きます。
“松飾り…松は一年中枯れることなく緑を保っている。二人が、松のように実り多い人生が送れるようにとの願いが込められています。
4.清酒・朱塗りの酒樽のことで、祝い酒を持参した名残りで、「清酒料」や「柳樽料」と記して、多くの場合は現金を包みます。
“竹飾り‥これからの二人の人生が曲がることなく、竹のようにまっすぐに送れるようにとの願いが込められています。
5.松魚・鰹節のこと。勝男武士などとも書き、男性の剛気さの象徴です。「松魚料」として多くの場合は現金を包みます。梅飾り・・・梅は二月の寒:い時期に花を咲かせます。梅のように忍耐し、力を合わせて花を咲かすようにとの願いが込められています。
6.結 美 和・婚約指輪を結納品に加える場合が多くなっています。
7.高砂人形・共に長寿を願う祈りを込めて、尉(じょう)と姥(うば)を飾ります。
8.寿留女(するめ)・するめ。保存食として不時に備える意味があります。
9.子生婦・昆布。子孫繁栄を願う品で「よろこぶ」にも通じます。
10.共白賀・・・麻糸。夫婦がともに白髪が生えるまで長寿で健康であるようにとの願いが込められています。

●結納品と共に用意するもの
1.結納飾りと共に取り交わされるもの
1)目録・結納の品目を記入したもので、結納品と一統に新婦側に納められます。  結納金や「清酒料」「松魚料」などの金封も、飾りの下ではなく目録と一緒に置かれるのが一般的です。
2)受書・受書にも結納品の品目が記入されています。新婦側が署名または捺印して、確かに受け取りましたという証として、新郎側に渡します。
3)家族書/親族書・一般的に、結納品と共にとり交わされます。
※健康診断書が交換されることもあります。
2.結納儀式用品
関西地方では、結納調度品として儀式用品を用意される場合が多くあります。儀式用品は、いろいろなお祝い事(例:出産祝、誕生祝、内祝、結婚祝、新築祝、還暦祝、古希祝、喜寿祝、米寿祝)に使用しますので、結納という機会に揃えられるとよいでしょう。
1)儀式用品の種類と用途
(結納の際に使用=新郎側が準備します)

・犬判ふろしき…結納飾りの箱を包むのに使用します。
・広蓋、ふくさ、ふろしき…目録を包むのに使用します。
 ※この3点には、新郎側の家紋を入れます。

(荷出しの際に使用=新婦側が準備します)
・広蓋、ふくさ、ふろしき…荷物目録を包むのに使用します。
 ※この3点には、新婦家の家紋を入れます。
 ※ただし花嫁道具として持参する場合は、最近では嫁ぎ先(新郎側)の紋を入れて
  持参する場合が増えています。この場合、新郎側の了解を得て家紋を入れてください。

(仲人へのお礼に使用)
・広蓋に仲人お札セットをのせ、ふろしきに包み持参します。
・簡略にする場合は、切手盆に金封をのせふくさをかけて、ふろしきで包み持参します。

(内祝いの際に使用=新婦側が用意します)
・万寿盆、ふくさ、ふろしき…結婚の内祝いを包むのに使用します。
※これは、花嫁道具として新婦側が用意するため新婦の母の紋(女紋)で、色は赤または紫となります。
3.家族へのお土産
地方によって形式や内容はさまざまですが、双方の家族へのお土産を取り交わす場合が多くなっています。
1)お土産の取り交わし方 
・新郎側は、結納品を持参する時に新縁側の家族にお土産を持参します。
 新婦側は、荷物送りの時に一緒に新郎側へ贈るのが一般的です。
・お土産は一つずつ包み、金銀の水引きをかけ、表書きは「寿」にします。
 下に自分の名前だけを書き、左側に宛名を書きます。
2)お土産の内容
・大人には、サイフ、ベルト、布地、ネクタイ、バッグなど、身近で使える物が多いようです。
 両親には、他と比べて多少高価なものにしましょう。
・子供には文具、図書券などがよく使われます。
3)ご先祖様には線香のお土産を
・新婦は、嫁ぎ先でまず最初に仏壇(御先祖様)にご挨拶しますので、その時の御先組様へのお土産に
 なります。また、花嫁の調度品として念珠を用意し仏壇やお墓にお参りします。
4)お土産を交換する際の注意
・家族へのお土産は、必ず双方同程度の品を用意することになっています。
・多くの場合は同居している家族までですが、おじやおばなど親戚の方々の分まで用意することも
 ありますので、事前に用意する範囲を話し合っておく必要があります。
 親類には、一家に一個が一般的です。
・家族へのお土産は、必ずしなければならないものではありません。
 両家で必要ないと判断すれば、省略するのも良いでしょう。

●荷出し
1.荷物送りとしきたり
「荷物送り」とは、嫁入り道具を新郎側に運び込むことをいいます、結婚の重要な儀式の一つとされています。結納と同様にしきたりや礼法があり、地域によっては今日でもその習わしの残っている場合があります。
また、大きな家具や家電、寝具などを購入した場合は、購入したお店から直接、荷送りの日に合わせて新郎宅に届けてもらう場合もあります。この場合も、祝い事ですから、配達に来た人には祝儀を出しましょう。女性が直接出向いて荷物の置場を指示する場合もあります。
(1)荷物送りの準備
日取りを決めましょう

1)荷出しの日は、古くからは結婚式の当日とされていましたが、現在では、結婚式
  の一週間前から2~3日前までの間が一般的です。大安や先勝などの吉日を選びま
  すが、暦の上の吉日にはあまりこだわらず、手伝いの人や双方の都合で決めれば
  良いでしょう。やはり日曜日や祝日が多いようです。
2)搬入の時間は午前中に行うのが良いとされていますが、遠方の場合などもあるた
  め、あくまで目安に考えた方が良いでしょう。

お手伝いいただく方
1)荷宰領(にさいりょう)
  ・荷物送りの責任者で、荷物に同乗して新郎宅へ届けてもらいます。
  ・伯父、叔父や兄弟、親しい友人などに頼みます。
2)仲人
・従来は、最初新婦宅へ行き、荷物の積み込みから運び込みまで立ち会っていましたが、
 最近では簡略化し、新郎宅で荷物の到着を待つことが多くなりました。

3)運転手/荷物運び
  ・親類や友人に依頼しても良いのですが、婚礼の荷送りのできる運送会社に依頼
   する場合が多いようです。荷飾りなどもしてもらえますから、お手軽で便利です。

荷物目録と荷物受書を準備します
1)荷物目録
  ・基本的に、結納の目録と同様で、品目のところが嫁入り道具の品目になります。
   荷物目録も縁起ものですから、奇数になるようにします。
2)荷物受書
  ・基本的に、結納の受書と同様で、荷物目録の送り主と宛名が入れ替わります。
  ・新郎側が結納の受書を用意した場合は、新婦側か用意します。

荷飾り
1)飾り方は地域により様々ですが、結納飾りを道具に飾り付けます。
  ・松飾り…和ダンス  ・竹飾り…洋服ダンス  ・梅飾り…整理ダンス
  ・鶴飾り…布団    ・亀飾り…鏡台
2)荷送りの際には、紅白の布でトラックも含めて全体を荷飾りします。

(2)荷物送りの進行例
荷物送り(女性宅)
タンスなど鍵のかかるものは鍵をかけ、目録と一緒に鍵箱に入れておきます。
1)荷物の積み込み
  ・女性の父親…「本日はお忙しいところお役目誠にご苦労様でございます。目録どおり先様には
         お届けくださいますよう、何卒よろしくお願いいたします」と述べ、
         目録と鍵の入った鍵箱を渡します。
  ・荷 宰 領…積み込みの指示をし、目録と照合しながら積み込みます。
2)荷物の積み込みが終わったら、荷宰領に祝い膳をふるまいます。
  祝い膳の代わりに「酒肴料」として金包を渡してもかまいません。
  荷宰領に「御礼」を渡します。
3)出発
  ・荷 宰 領…「お荷物、目録どおり、確かにお届け申し上げます」と挨拶します。
         手伝いの人、運転手へは、荷宰領の手から祝儀を渡します。

荷物の受け取り(男性宅)
1)荷物の到着
  ・男性側と仲人…揃って、玄関に出迎えます。
  ・荷宰領…「本日はお日柄もよく、誠におめでとうございます、OO家からのお
       荷物でございます。私が名代としてお届けにあがりました。どうぞお
       改めのうえお受け取りくださいませ」と述べます。
       目録と鍵の入った鍵箱を差し出し「目録と荷物の鍵でございます。ど
       うぞお納めください」と述べます。
  ・仲 人…「お役目誠にご苦労様でございます」と受け取り、荷物を改めます。
       「○○家からのお荷物が届きました。目録と鍵箱でございます。お改
       めのうえお受け取りください」と述べて、男性側にお渡しします。
  ・男性側…「お荷物、確かに目録どおりお受けしました。お役目誠にご苦労様で
       ございました」とお礼を述べます。
  ・荷物を運び込みます。(荷物の運び込みを先にする場合もあります)
2)祝い膳(男性側)
  ・仲人と荷宰領を座敷に通し、おもてなしします。
  ・運転手や手伝いの人にも別室で食事を出します。略式に茶菓子をふるまい、祝
   儀とは別に「酒肴料」として包むこともあります。
  ※女性側では「酒肴料」をお渡しし、男性側で祝い膳にする場合が多いようです。
3)荷宰領、運転手、手伝いの人に祝儀を渡します。

男性宅での荷物の保管
男性側では、預かった荷物を油単(覆い)などをかけたまま並べておくだけにし鍵を開けたりしないのが礼儀です。

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